一進一出の間、ノルウェーの計算リソースの所有権は静かに変化した。
OpenAIは、英国のAIクラウドサービスプロバイダーNscaleがノルウェーに設置したデータセンターから直接計算リソースをレンタルする計画を正式に中止した。その空いたリソースはすぐにマイクロソフトによって受け継がれ、同データセンターの残りの計算リソースを管理することになった。
興味深いのは、OpenAIがこの計算リソース競争から完全に撤退したわけではないということだ。代わりに、別の方法を取ったという。OpenAIによると、同社はマイクロソフトと交渉中で、マイクロソフトから計算リソースをレンタルする予定である。つまり、同じリソースについて、OpenAIは「直接レンタル」から「再レンタル」に切り替えたことになる。その間に、マイクロソフトという中間業者が介在している。
この構造の調整にはいくつかのシグナルが含まれている。OpenAIはインフラストラクチャの配置においてより慎重になり、計算リソースを直接掌握することにこだわらなくなった。一方で、マイクロソフトは「受け皿」としての役割を続け、計算リソースの獲得において自身の版図をさらに広げており、同時にOpenAIが自社のインフラストラクチャに依存するようにもなっている。
