最新の報道によると、AI検出企業であるTHE DECODERが、GPTZeroが分析した2025年のNeurIPS(ニューラル情報処理システム会議)に採録された4,841編の論文において、少なくとも51編の論文に確認済みの偽引用が100カ所以上含まれていることが判明しました。これらの論文は厳格な査読を通過したにもかかわらず、AIによって生成され、存在しない文献のソースが混入されていました。

調査により、「偽オリジナル引用」(Vibe Citing)と呼ばれる現象が明らかになりました。この引用は形式やスタイルが非常に欺瞞的で、架空の著者やURL、あるいは無効なDOIを含んでいます。例えば、ある論文では「John Doe」という著者名が直接記載されていたり、arXiv:2305.XXXXのような不適切なプレプリントIDが与えられていたりします。このような間違いは、ニューヨーク大学などのトップ大学やグーグルなどの大手企業の研究結果に多く見られます。

GPTZeroは、この問題の原因は近年の論文提出数の「津波のように増加」していることにあると指摘しています。NeurIPSの投稿数は2020年の9,467編から2025年の21,575編へと急増し、増加率は220%を超えています。システムの負荷が過剰になり、審査者に経験のない人材を大量に雇う必要があり、一部の審査者はAIツールを不正に使用して論文を読み取る代わりにしていたと指摘されています。その結果、学術的な誠実性の防御線が大きく損なわれました。現在、NeurIPSは偽引用を拒否または撤回の理由として明確に表明しています。