2026年のバルセロナ世界モバイル通信展(MWC2026)で、クアルコムは新世代のモデムおよびRFシステムであるクアルコム X105を正式に発表しました。このシステムは、「AI赋能」を目的とした5G Advancedの新しいアーキテクチャを採用し、次世代のエージェンティックAI端末のために設計されています。

クアルコム X105はハードウェアとソフトウェアの両方で二重の革新を実現し、エネルギー効率とボード面積を顕著に改善しました。さらに、深く統合されたAI機能により、モバイル通信、産業IoT、自動運転、衛星通信において新たなパフォーマンス基準を設定しています。

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主要な技術的突破:

  • 第5世代5G AIプロセッサ: クアルコム X105には強力なAIエンジンが内蔵されており、エージェンティックAIをサポートして優れた5G Advancedのユーザー体験を提供します。OEMメーカーは追加されたAPIを活用し、予測的なスマート機能を呼び出して、リアルタイムで接続性能を最適化できます。

  • 最高のエネルギー効率とコンパクトな設計: 新しいRFトランシーバーにより、ボード面積は15%減少し、消費電力は30%大幅に低下し、軽量・薄型端末やウェアラブルデバイスにより多くのスペースを確保できました。

  • NR-NTN衛星通信を最初にサポート: これは標準プロトコル非地上ネットワーク(NTN)をサポートする最初のプラットフォームであり、ユーザーが衛星ネットワークを通じて高品質な音声通話、ビデオストリーミング、データメッセージのやり取りを行うことを可能にします。

  • 世界初の4バンドGNSSサポート: X105はL1、L2、L5、L6の4つのGNSSバンドをサポートしています。グローバルなカバー範囲と定位精度を向上させながら、定位の消費電力を25%も削減しています。

MWC2026の重要な成果として、クアルコム X105には新たにRFフロントエンドコンポーネントが付属しており、QET8200エナベッルトラッカーと高性能パワー増幅器モジュールを含んでいます。これらは単一のFDDシナリオにおける信号カバーと効率を強化することを目的としています。