四半期の業績報告が、AIがコストのかかる物語から収益を生む現実へと移行する決定的な証拠となりました。7月23日、AlphabetのCEOであるサンドラ・ピチャイ氏はSNSのXで第2四半期の成績を発表し、冒頭で「この四半期は信じられないほど良いものでした。我々のAIへの投資がビジネスのあらゆる部分に新たな可能性をもたらしています」と述べました。その自信は、非常に堅実な数字に基づいています。
最も目立つのは全体的な業績の加速です。Alphabetの第2四半期売上高は前年同期比で24%増加し、Google Cloudの成長率は82%に達しました。これは、全体の業績を牽引する最も強力なエンジンとなっています。検索からYouTube、そしてGeminiアプリまで、ピチャイ氏は「すべてが好調」と語り、その裏には過去数年間、過剰であると指摘されてきたAIインフラへの投資がありました。

ユーザー側からのシグナルも明らかです。Geminiアプリの月間アクティブユーザーはすでに9億5,000万人に達し、10億人に近づいています。これは、大規模モデルによって駆動される対話型製品が、極めて短期間で世界レベルの消費者向けエントリーポイントとなったことを意味します。さらに重要なのは、モデル呼び出し量の急増です。GoogleのモデルAPIは現在、1分間に220億トークンを処理しており、前の四半期では160億以上だったため、1四半期で約40%も上昇しました。Flashシリーズのモデルによってこの数字は大きく押し上げられました。ピチャイ氏はFlashを「作業の主力」と呼んでおり、これは低コストで高い処理能力を持つモデルが実際に運用環境での標準となることの裏付けとも言えます。
企業市場においても、Gemini Enterpriseは財界100社の90%が採用しています。セキュリティソリューションの需要も強く、トップ企業が自社のワークフローにGeminiを取り入れるようになると、AIの価値はテストプロジェクトでのデモンストレーションではなく、実際に購入や導入という形で現実になります。
ピチャイ氏がこれらの数字を発表した後、「今すぐ決算発表会に出席しないといけない」という一文を残してすぐにオンラインになりました。しかし、この瞬間に放出されたシグナルは非常に明確です。Alphabetの財務諸表において、AIへの投資はコストセンターから利益源へと移行しつつあり、9.5億人の月間アクティブユーザーと1分間に220億トークンという数字は、その移行の最も直感的な指標です。
