生成AIの普及に伴い、ソーシャルメディアはAIコンテンツで溢れかえっている。データ分析企業パングラムの最新調査によると、250文字以上の長編投稿においては4つに1つがAIによって作成されている。特に職業系SNSであるリンクトインが長編AIゴミコンテンツの「王者」となっている。

このデータは、パングラムのChrome拡張機能が2026年4月から6月にかけて、主要な5つのSNSで100万件以上の投稿をスキャンした結果に基づいている。その結果、リンクトインの投稿数はすべてのサンプルの約3分の1にとどまるが、検出されたAIコンテンツの約3分の2を占めている。リンクトインでは、長編投稿の41%がAIで作成されていることが判明し、50〜250文字の短編コンテンツでも30%に達しており、どのプラットフォームよりも高い比率を記録している。
次に続くのはメディウムであり、短編および長編コンテンツにおけるAIの割合はそれぞれ28%と31%である。X(旧ツイッター)では長編コンテンツにおいてもAIの関与が顕著で、半数近く(29%が完全に生成され、AIアシストを含めるとさらに高い割合になる)の長文がAIによって生成または補助的に作成されているが、短編コンテンツではAIの割合はわずか9%にとどまっている。
一方で、一部のプラットフォームでは人間によるオリジナルコンテンツの割合が高い。サブスタックでは長編AIコンテンツの割合が最も低く、約10%(短編は12%)である。リディットは特異なエコシステムを持つ。独自投稿にはAIテキストが頻繁に含まれており(長編は13%、短編は3%)、しかしプラットフォーム内でのユーザーの返信の98%は人間によって手書きされている。
今回の研究に用いられたパングラム3検出モデルは、人間が作成したコンテンツの識別精度が高く、誤検出率は0.01%にとどまっている。これは、現実のSNS上のAIコンテンツの割合が統計データよりさらに高い可能性があることを示している。現在、大量に発生するAI生成コンテンツに対し、リンクトイン自身も圧力を感じ始め、厳格な対策を講じ始めている。
